遮音も室内音響も要望をクリア
プロならではのアドバイス
室内デザインから照明・空調まで
総合力の高さに満足しています

7th Note 木下憲明様

<建物概要>
構造:鉄骨ALC
施工階数:4階建て2階部分
部屋の広さ:5畳 2室
<施工スタジオ>
名称:7th Note
住所:〒531-0071 大阪市北区中津5-2-11
電話:06-4798-2006
HP:http://www.7thnote.jp/

<施工内容>
ピアノスタジオ2部屋増設
喫煙ルーム増設
<遮音性能>
室内:Dr-45

7th Note 木下様

7th Note

7th Note

7th Noteは新梅田シティ東側にある音楽スタジオ。
主にバンドのリハーサルやレコーディング用にに4つのスタジオを備え、ハイグレードにこだわった機材、Pro Toolsによるマルチ録音対応など、「質」にこだわった本格ミュージックスタジオです。
2015年7月1日にピアノ専用スタジオが2部屋増設されました。導入されたピアノはYAMAHA C5X、スタジオ環境においては、室内音響にこだわりながら、スタジオ間の音漏れがしないことを重要視しました。

ピアニストのための本格的スタジオ

Q.ピアノ専用スタジオを作られた趣旨を教えてください。

7th Note 木下さん

木下さん:私自身がキーボードを弾くこともありまして、1階のバンド用のスタジオ機材でも、特にキーボードにはこだわって機材を導入しています。
今回は「ピアノ」にこだわったのですが、それは私の知る限り、良いコンディションのアコースティックピアノが備えられているスタジオが少ないと感じたからです。
アコースティックピアノを設置しますと、調律や整音といった日常のメンテナンスに加え、部屋の温度・湿度調節など、品質を維持するためにやらなければならないことが出てきます。 そう言うことも含め、良い状態を保つことはなかなか大変だからではないでしょうか。 ですが、今回導入したC5Xクラスのピアノで本格的に練習したい、アンサンブルで練習したい、録音したいと思っているピアニストはいらっしゃるし、その人達のニーズに合ったスタジオを貸し出し、満足していただきたいと思ったわけです。

Q.YAMAHA C5X を選んだ理由をお聞かせ頂けますか。

ピアノ専用スタジオ

木下さん:メーカーに関しては、日本の中でも生産台数が一番多いということを基準にYAMAHAを選びました。品質やコンディションが安定しているだろうと考えたわけです。
C5Xに関しては、比較的家庭によく入っているC3Xよりも奥行きがあるという点です。奥行きがあると、低音弦が長くとれます。すると音の深みが増し、和音がまろやかになる、という感覚があって、スタジオ利用においては、非常にバランスの取りやすいグレードだと感じていたので、この機種にしました。
クラッシックのジャンルでは勿論ですが、ジャズに使う場合や、ポップスなどでの音撮りでも、バランスの良い音が出ると期待しています。

Q.部屋の性能についてはどの様な特徴がありますか。

木下さん:一番重要視したのは「遮音性能」です。
この建物は上のフロアがあって、そちらに音が漏れるとマズイってこと。また2部屋ありますから、部屋間の音漏れが無いこと。ココまでが必ず実現しなければならないことでした。
次に響きです。響きすぎるとか、周波数特性にヘンなピークがあるとか、そうなるとスタジオとしての意味をなさないので、それは絶対に有ってはならないこと。 部屋自体がピアノの一部として、豊かな響きをサポートしてくれる、そんなことをイメージしました。

Q.なかなか難しそうですが、どのようにそれを実現したのですか?

三木楽器 中川

三木楽器 中川:平均吸音率という指標があって、その値を0.19〜0.25になるように設計していきます。
壁の素材や、部屋の大きさ、から部屋自体の特性を計算し、コーナー散乱体や拡散体、吸音パネルを組み合わせて理想の音空間を目指していきます。
それぞれの素材には基本スペックがあるので、それを組み合わせればそれで良いかというとそうではなく、なかなか計算通りにいきません。やはり過去の経験値の高さによって、設計の精度と実際に設置してみての程良い具合が導き出せるということになります。今回はズバリ設計通りの精度を出すことが出来ました。

その道のプロならではの提案力の高さ

Q.デザインやプランニングに関しての「こだわり」はありましたか。

スタジオ全景

木下さん:デザインは悩みましたね。
よくあるのは真っ白い壁。それは私の中では一般家庭のイメージだったので、避けたかったんです。 なので「スタジオのピアノ室のイメージを出して下さい」と難しい注文をしました。 私自身も特に海外のスタジオ写真をたくさん探して参考にしました。 壁の色、吸音パネルの色・形、床の色。 そんなことを考えていると、中川さんから面白い提案があったんですよ。 「ピアノ弾くのは女性が多いので、女性を意識した色使いも面白いのではないですか。」と。 なので、「プロ仕様」+「女性目線」を意識して、今のデザインにまとまりました。
他に、私に知識が無かったのですが、照明のレイアウトに関してもプロならではの提案が有りました。 チョットした違いなのですが、経験してみないと解らないことが色々ありますよね。そういった気遣いやアドバイスをいただける所に「プロ」を感じました。
それと、これも驚いたのですが空調に関する提案でした。
2階フロアの空調は、以前のテナントさんが使っていた物をそのまま使っていたので古く、トラブルも発生していたのですが、そういった点も見逃さず、スタジオ内の空調と合わせて工事することを提案してくれました。それによって、スタジオだけではなくフロア全体の空調が効率良く作動する提案です。トラブルからも解放されます。こういった提案は良かったですね。

Q.防音工事を三木楽器に発注を決めた理由を教えて頂けますか。

kinoshita-3

木下さん:今まで複数の業者さんに、様々な工事をお願いしてきました。 良いことも経験しましたし、ありえないトラブルも経験してきています。 ですので、私自身に工事業者さんを見る目はあると思います。
今回の発注に関しては他社にも相談し、見積もりや提案を頂いた中で、三木楽器さんに発注することにしました。 正直、三木楽器さんが一番高かったです。(笑)それもダントツです。 ですが、総合力となんと言っても提案の質が高かったことが決め手でしたね。 安心して、その道のプロに任せられるという感覚。それと工事完了後も安心して任せられると感じました。 「高い」にも理由があり「安い」にも理由があります。過去の経験から「安い理由」に変わる、私達の負担は負いたくなかったって事もあります。 それと、中川さんの人柄も一役買ってますね。とにかく熱い人です。

Q.具体的な工程についてお聞かせ下さい。

3月末日 初回打ち合わせ
     〜 仕様検討、打ち合わせ 〜
5月末日 発注
6月1週 着工
6月2週 間仕切り工事、防振床工事、電気工事、空調工事
6月3週 遮音壁・天井工事、喫煙ルーム設置
6月4週 空調工事、内装工事
6月5週 仕上げ、検査、引き渡し

Q.工事期間中の三木楽器さんの対応はいかがでしたか。

コンセント盤

今までの業者さんとは全くレベルが違いました。非常に質の高い工事をしていただいたと思います。
当たり前のことですが、汚れたら掃除する、近隣の方に挨拶・説明をしにいく・迷惑を掛けない、事前に連絡をするなど、当たり前のことができない業者もいらっしゃいます。 ですが、三木楽器さんは完璧でした。ゴミ一つ落ちていない。安心して全てをお任せできる。 また、工事が進んでいくと「あれ、これは違うんじゃないの?」と思うところが出てくるものです。図面だけで判断しているわけですから、こういうこともあると想定できます。 そういった部分を指摘すると、即確認作業に入り協議の上キレイに修正してくれました。 工事をする側の都合を一切押しつけることなく「できない」と言う言葉も一度も聞いたことがないです。
さらに、私は全く見逃していたのですが、コンセント盤などの小物類の色なども、全て統一してくれていました。スタジオだけでなく、喫煙室の工事もです。ですので、フロア全体の統一感が出ていて、まとまっています。そういった意味でもとても満足しています。
一つ一つの細かい工事から、防音、設備、電気、空調、照明、に至る全ての工事において、三木楽器さんには不満なところは一切ないですね。

期待通りの完成度、100%満足しています

Q.完成したスタジオを初めてご覧になったときの感想をお聞かせください

2back

予想(期待)通りでした。
こうしておいたら良かったかな、ああしておいたら良かったかな、と言うところが一切無かったです。 遮音性能で一番気になっていたのは、隣の部屋からの音漏れ。音漏れがあるとスタジオとして機能しません。レコーディングにも使えません。ですが壁一枚隣ですから不安はありました。でも流石ですね、全く音漏れはありませんでした。
換気扇に関しては若干音漏れはありますが、これが何かに悪影響を及ぼすと言うことでは無いので、想定内です。 音質に関しても満足しています。文句の付けようが無いです。
照明に関しても提案して頂いていたことは、こういうことだったのかと、大いに納得しました。私の考えを修正してくれて本当に良かったです。 100%満足しています。

Q.竣工から半月ほど経ちました。ご自身の感想やお客様からの声などがあればお聴かせ下さい。

私からは「満足しています」の一言です。
ご利用頂いたお客様の感想も聞いていますが、概ね満足して頂けてるようです。 ピアノがまだ弾きこまれていないので、この先様々な調整が必要だと思いますが、こちらは三木楽器さんの得意分野ですし信頼してお任せします。 きっとピアノのもつパフォーマンスを最大限に引き出してくれると期待しています。

Q.今、防音室をお考えの方に、何かアドバイスがあればお願いします。

7th note 木下様

防音工事に関しては、1階のスタジオで複数社に発注をしてきました。その中で失敗したと思う事も色々とありました。それらの経験からお話しさせて頂きます。
まず、複数の会社から見積もりを取って話しを納得できるまで聞き、ちゃんとコミュニケーションできるか、をチェックしましょう。コミュニケーションはとても大切です。 工事が完了して「こんななずでは無かったのに」と後悔するのは絶対に避けたいので、自分の思いが伝わるか、工事側の都合を押しつけてこないか、と言った点で業者を判断することをお薦めします。
価格に関しては、高いのもあれば安いのもあるでしょう。ですが、それぞれの価格には理由があるはずです。高いには理由があるし、安いにも理由があります。その理由を明確にして、理由に納得できるかどうか、ここも慎重に判断しましょう。というのは、安さで発注して痛い目にあったことがあるから、強く言いたいです。
それから、遠方の会社はお薦めしません。常に現場を確認することが出来ませんから、トラブルを引きずることがあります。これも経験済みです。
それと実績も大切です。実績が多ければ様々な経験をされていますから、その経験を活かして様々な提案をして頂けます。本当のプロは、私達が考えの及ばない視点でアドバイスをしてくれます。 ですから、総合力のある経験豊かなプロフェッショナルを見つけて相談しながら進めることをお薦めします。

本日はありがとうございました。

2015年7月 株式会社トゥルース取材