防音の基礎知識

音の伝わり方は2種類あります。

音には空気を伝わる「空気伝播音」と、個体を伝わる「固体伝播音」があります。

防音 空気伝播音と固体伝播音

空気伝播音を防ぐには

1)漏れるスキ間をなくす

ピアノや楽器の音がご近所に漏れている場合、まずやるべき事は窓やドアなどを閉める事です。スキ間があれば音は漏れていきます。壁と床、壁と天井とのスキ間や、換気扇・コンセントなど小さなスキ間も意外と音が漏れる原因になっている事があります。

防音 隙間を無くす

2)透過音を低減する

スキ間以外でも空気音は伝播していきます。壁や窓は空気音を低減させますがシャットアウトはできず、「透過」していきます。壁、床、天井は重いもの・分厚いものほど透過音を低減させます。また、2重壁、2重窓など、間に空気層が入っている方が音は低減します。ピアノの置き場所としては、外壁や隣家隣室に近い壁際に置くよりは、外壁から遠い場所の内壁に置く方が原理的に音は小さくなります。

防音 透過音 防音 透過音

固体伝播音を防ぐには

1)床とピアノの間にクッション材をはさむ

木質フロアーの下地にクッション性のあるフェルトなどを敷き、振動(ピアノ)がそのまま伝わらないようにする事です。ゴム製のインシュレータ(ピアノのキャスターに履かせる)なども一定の効果があります。

ゴム製インシュ-UP-GP

2)浮き床にする、家の構造を強固にする

ピアノなど振動体との縁を切るように床を浮き床にしたり家の構造をより強固にするなどで固体伝播音は低減できますが、これは建築当初から組み込んでいないと多額のコストがかかります。

防音 浮床

良い音で楽器・音楽を楽しむための「音場」作りを

ただ単に防音・遮音をするだけでは良くありません。遮音性能だけが高まると部屋中に音がビンビン響いてしまい、苦痛を感じます。音を適度に吸収する「吸音」をする事により、その部屋の大きさや楽器にマッチした音響効果がもたらされなければなりません。三木楽器では防音室・防音工事を本格的にスタートした1993年より累計で1,100件以上の防音室設置・防音施工をさせて頂きました。その経験を基に、お客様には適切なアドバイスとご提案が出来ると自負しております。

防音 音場作り