もっとカジュアルに防音室を
ヤマハの防音室『セフィーネNS』は、長年にわたって楽器を作り続けてきたヤマハならではの、音の響きにこだわった防音室です。
防音室は外部への音漏れを軽減する「遮音性能」が最も求められますが、楽器を演奏するために適切な音の響きについては見過ごされがち。
ヤマハの防音室『セフィーネNS』は遮音性能はもちろん、音楽にふさわしい響きも実現しています。
大阪・本町のピアノショールーム開成館には、ユニット型防音室『セフィーネNS 4.3畳タイプ(遮音性能 Dr-40)』『セフィーネNS 1.2畳タイプ(遮音性能 Dr-35)』を常時展示しております。
遮音性能の高さと響きの心地よさを、ぜひご体験ください。
※展示品のアビテックスをご体験いただくには、事前にお申込みいただく必要がございます。体験ご希望の方は、06-6252-3636までお電話ください。
セフィーネNSの各モデルの特徴
◆本体の広さ(畳数)
ヤマハの防音室『セフィーネNS』は防音室の外形寸法をもとに下記の広さが設定されています。設置室寸法や用途に応じて適切なものを選べます。
※寸法は概寸です
◆本体の高さ
ヤマハの防音室『セフィーネNS』には2種類の本体高さが用意されてり、用途により選べます。
※設置場所の天井高や下がり天井(梁型、カーテンボックス)などの条件によって設置の判断が必要です。
標準壁 品番:AMD***H 外寸高さ約2.1M ほどんどの楽器の立奏に対応。 | 高壁 品番:AMD***C 外寸高さ約2.3M バイオリンの立奏やコントラバスに対応。 ※0.8畳タイプは標準壁のみ |
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◆防音性能(遮音性能)
ヤマハの防音室『セフィーネNS』の防音性能については、JIS規格で規定されている遮音等級に基いた「Dr値」で表されます。
「Dr-〇」に入る数字が大きいほど音を止める性能が高くなりますが、その分防音室本体も重くなる傾向があり、設置場所によっては注意が必要です。
Dr-35 最も一般的に普及している遮音性能。マンションでのピアノ使用など。品番:AMDB***
Dr-40 管楽器やエレキギターなど大音量楽器、自宅レッスンなど業務用途。戸建てへの設置は難しい場合あり。品番:AMDC***
■遮音性能グラフ
防音室の遮音性能「Dr-〇」は「500ヘルツ附近の音が〇デシベル下がる」事を意味していますが、特性上、高い音ほど音がよく止まり、低い音ほど音が漏れやすい傾向にあります。
JIS規格では「低音から高音まで、それぞれ何デシベル音を止められるか」について基準を設けており、市販の防音室はその基準をもとに性能表記されています。
セフィーネNSの遮音性能に関しては、はJIS規格の基準値よりも性能が大きく上回っています。(下記グラフ)
※メーカー実験室での測定値を元にしています。設置場所や建物条件により性能値は異なります。
※鍵盤の音程はA=440ヘルツを基準にした目安です。楽器により周波数特性が異なるため、実際の遮音性能とは異なります。
セフィーネNS商品一覧
品番をクリックすると商品ページ(MIKI GAKKI ONLINE)に移動します。
寸法 | 遮音 性能 | 高さ | 品番 | 本体価格 (参考総額) | |
0.8畳 | Dr35 | 標準 | AMDB08H | 638,000 (707,300) | ![]() |
Dr40 | 標準 | AMDC08H | 913,000 (982,300) | ||
1.2畳 | Dr35 | 標準 | AMDB12H | 715,000 (788,700) | ![]() |
高壁 | AMDB12C | 869,000 (942,700) | |||
Dr40 | 標準 | AMDC12H | 1,023,000 (1,096,700) | ||
高壁 | AMDC12C | 1,265,000 (1,338,700) | |||
1.5畳 | Dr35 | 標準 | AMDB15H | 803,000 (886,600) | ![]() |
高壁 | AMDB15C | 979,000 (1,062,600) | |||
Dr40 | 標準 | AMDC15H | 1,155,000 (1,238,600) | ||
高壁 | AMDC15C | 1,430,000 (1,513,600) | |||
2.0畳 | Dr35 | 標準 | AMDB20H | 1,078,000 (1,170,400) | ![]() |
高壁 | AMDB20C | 1,265,000 (1,357,400) | |||
Dr40 | 標準 | AMDC20H | 1,485,000 (1,577,400) | ||
高壁 | AMDC20C | 1,650,000 (1,742,400) | |||
2.5畳 | Dr35 | 標準 | AMDB25H | 1,243,000 (1,345,300) | ![]() |
高壁 | AMDB25C | 1,419,000 (1,521,300) | |||
Dr40 | 標準 | AMDC25H | 1,639,000 (1,741,300) | ||
高壁 | AMDC25C | 1,870,000 (1,972,300) | |||
3.0畳 | Dr35 | 標準 | AMDB30H | 1,364,000 (1,480,600) | ![]() |
高壁 | AMDB30C | 1,529,000 (1,645,600) | |||
Dr40 | 標準 | AMDC30H | 1,760,000 (1,876,600) | ||
高壁 | AMDC30C | 1,925,000 (2,041,600) | |||
3.5畳 | Dr35 | 標準 | AMDB35H | 1,551,000 (1,672,000) | ![]() |
高壁 | AMDB35C | 1,760,000 (1,881,000) | |||
Dr40 | 標準 | AMDC35H | 1,980,000 (2,101,000) | ||
高壁 | AMDC35C | 2,211,000 (2,332,000) | |||
3.7畳 | Dr35 | 標準 | AMDB37H | 1,661,000 (1,791,900) | ![]() |
高壁 | AMDB37C | 1,870,000 (2,000,900) | |||
Dr40 | 標準 | AMDC37H | 2,035,000 (2,165,900) | ||
高壁 | AMDC37C | 2,266,000 (2,396,900) | |||
4.3畳 | Dr35 | 標準 | AMDB43H | 1,848,000 (1,988,800) | ![]() |
高壁 | AMDB43C | 2,035,000 (2,175,800) | |||
Dr40 | 標準 | AMDC43H | 2,266,000 (2,406,800) | ||
高壁 | AMDC43C | 2,497,000 (2,637,800) |
※価格は全て税込みです。価格は予告なく変更する場合があります。
※「参考総額」は本体価格(メーカー希望小売価格)、標準組立費、標準運送費を合計した参考価格です。(追加作業、オプションを除く)
※防音室の納期は約4週間です。
セフィーネNSの設置について
◆設置可能な建物側の寸法・条件
防音室設置にはカタログ表記の防音室本体寸法に加え、下記の空気層(すきま)を設ける事が必要です。防音室を建物の壁や天井に接触させる事はできません。
◆全ての壁面より50~60mm以上
◆防音ドア(外開き)取付面より650mm以上
◆換気扇取付面より(換気扇を外付けする場合)500mm以上 ・(換気扇を内付けする場合)150mm以上
◆防音室全高より建物天井まで80mm以上(感知器・照明位置等の条件により変動)
◆エアコン取付面100mm以上(配管経路等の条件により変動、エアコン後付けの場合は広めの隙間が必要)
◆フローリングに設置する場合は原則的にそのまま設置可能ですが、建物条件や築年数によっては別売の調整ライナーが必要です。
◆(2.0畳タイプ以上のみ)畳、絨毯、厚手のビニールタイル等の柔らかい床材の上に設置する場合は、別売の底床パネルが必要です。
◆(2.0畳タイプ以上のみ)集合住宅等の2F以上に設置し、防音室内でピアノ等を使用する場合は、階下遮音対策として別売の高剛性床パネルが必要です。
◆屋外や傾斜のある場所には設置できません。屋内駐車場など土間コンクリートの上への設置に関しては別途ご相談下さい。
◆建物条件によっては設置室の耐荷重量を超える場合があります。カタログ表記の重量を参考に設計・施工業者様にご確認下さい。
◆防音室を長年設置した場合、建物床や壁面等に設置痕が残る場合があります。(撤去時の現状回復費用が発生する場合がります)
◆防音室本体と、壁・天井との間には隙間が生じます。隙間部分を隠すオプション工事に関しては別途ご相談下さい。
◆電設・防災
◆防音室本体の電源は建物側のコンセントを使用します。(手で抜差し可能な場所のみ)
◆照明は天井引掛タイプを1ヵ所設置可能です。照明器具本体はオプション照明をご購入頂くか、一般電機店でご購入下さい。
◆エアコン設置は原則的に防音室設置との同時作業となります。エアコン本体はお客様にてご用意または当社手配が可能です。
(100V/2.2kW/2分3分配管/壁掛タイプ/自動掃除など付加機能の無いもの/室外機までの距離が長い場合は2.2kW以上の能力が必要)建物側の配管穴位置、配管経路、室外機置場については下見が必要です。建物側の配管スリーブ位置によっては排水を室内でポリタンクで受けるか、別途ドレンポンプを取り付ける必要があります。エアコンを設置する場合は別途専用回路(コンセント)が必要です。分電盤からの回路増設、回線延長、引込みが必要な場合は、別途工事が必要です。
◆戸建住宅の場合は外壁にエアコン用配管穴開けを行う事も可能ですが、外壁タイル仕上げ・コンクリート壁の場合は別途料金が発生します。マンション等の集合住宅の場合、外壁は共有部分となるため原則的に穴開けは行えません。
◆消防法により防災機器の取り付けが義務付けられています。集合住宅の感知器やスプリンクラーの移設・増設工事に関しては管理会社・消防署・指定防災業者との事前協議・申請が必要です。
◆犬、猫を飼われている場合、防音室の電源コードを噛んでしまう事がありますので、市販のコード保護部材の使用をおすすめします。
◆納期・工期・他
◆防音室本体の納期はご発注後約4週間です。(年末年始、夏季休業時除く)
◆組立及びエアコン設置工事は通常1日以内に完了します。
◆防音室の部材は大型パネルが含まれるため、搬入経路(エレベーター・階段・作業用クレーン等)の確保が必要です。
◆設置工事に際して資材仮置場、作業用電力、用水、その他仮設物等はご支給願います。また可能な限り駐車場所を確保願います。
◆夏季の場合は作業員の熱中症予防のため、休憩を多めに取らせて頂いたり、エアコンの運転をお願いする場合があります。
◆賃貸物件の場合、住宅管理会社や家主様に防音室設置の可否についての事前確認をお願いします。
◆マンションなど集合住宅の場合、管理会社様・管理組合様・防災設備会社様との事前協議や、各種許可申請等が必要になる場合があります。(管理規約等をご確認下さい)