2025年は、山田耕筰没後60年。
山田耕筰は1886年生まれ。東京音楽学校(現:東京藝術大学)で声楽を学んだ後、1910年にドイツ ベルリンに渡り作曲を学びました。
1913年一時帰国中に第一次世界大戦が勃発。ドイツに戻ることが出来なくなります。
その後、山田耕筰は日本初のオーケストラを組織するなど、西洋音楽のパイオニアとして大活躍。
また、1920年代には、詩人:三木露風、北原白秋らとの交流を通して日本語の抑揚を生かした珠玉の歌曲を数多く作曲しました。
1932年からは約10年に亘り、大阪の三木楽器において「作曲講座」を開講し、関西楽壇発展に多大な貢献をしました。この「作曲講座」が行われたのは、現在も現存する三木楽器開成館の建物に於いてでした。
今回のプログラムの前半は、山田耕筰作品から、歌曲からの編曲作品、ヴァイオリン&ピアノ/チェロ&ピアノ/ピアノソロのオリジナル作品。後半は、メンデルスゾーン作曲トリオの大曲Op.66でTRIO CREMISIの演奏の神髄をお聴き頂きます。
第Ⅰ部 山田耕筰作品集
「母の子守歌」「野薔薇」「哀愁の日本」「ロマンス」「からたちの花」「彼と彼女 七つのポエム」「スクリャービンに捧ぐる曲」
第Ⅱ部
F.メンデルスゾーン:トリオ 作品66 ハ短調
F.Mendelssohn:Trio Op.66 c-mol
・須山 暢大(Nobuhiro SUYAMA)/ ヴァイオリン
・近藤 浩志(Hiroshi KONDO)/ チェロ
・児嶋 一江(Kazue KOJIMA)/ ピアノ
【三木楽器 開成館】
TEL. 06-6252-1820/営業時間 10:00~19:00(水曜定休)