黒いピアノの塗装修理
ピアノの外観、塗装の修理について見てみましょう。
日本にあるピアノの8割は黒くて光っているピアノですよね。でも長年使っていますとスリ傷や打ちキズへこみキズがどうしても付きます。とくに鍵盤のフタのところはキズが付きやすいですね。実はあまり深くないスリ傷は回転する工具(バフといわれます)で磨いてやると消えてなくなります。塗装の膜に厚みがあるので多少磨いても十分塗装の厚みが残っているからです。
 しかし深いスリ傷や打ちキズ・へこみキズは塗装の厚みではカバーできません。
そこで、ピアノにそのようなキズがある場合は、キズを中心にした周りを一度細いドリルで塗装の膜を削り取ります。そして削り取ったあとに、同じ成分の塗料を埋めます。塗料が乾いたら、目の細かい紙やすりでキズの周辺をたいらにします。そしてそのあと、念入りにバフをかけます。そうするとキズは完全に消え、新品とほぼ同じ、キズのない艶光りした黒いきれいな、面に仕上がります。黒いピアノのほとんどのキズはこの方法で修理が出来ます。
 この鍵盤蓋を修理したピアノが丁度店頭に入った時の動画をご覧ください。
 三木楽器の中古ピアノはこのように「外観はきれいに、音は表現力豊かに、タッチは弾きやすく」をモットーに一同が日々努力しています。是非一度大阪本町の開成館にご来店いただいてご覧くださいませ。スタッフ一同お待ちしております。

次は白いピアノの塗装修理

三木楽器のピアノの修理・調律・再生動画集 目次

【はじめに】-以下鍵盤・アクション・ペダルの調整までを【整調】といいます- 
【鍵盤の調整】 ●鍵盤の抵抗を調整 ●ブッシングクロス交換 ●鍵盤の高さ調整 ●鍵盤の深さ調整
【アクションの調整】 ●アクションのねじ締め●打弦距離の調整 ●ハンマー弦合わせ、走り・ねじれ修正 ●「から」なおし ●接近(レットオフ)調整 ●バットスプリングコード交換
【ペダル調整】 ●ダンパー総上げ ●ダンパー掛かり調整
【調律】-準備中-
【整音】 ●ハンマーファイリング ●ハンマー針刺し ●ハンマー弦合わせ
【外装修理】 ●黄色くなった白鍵前面(木口)の交換 ●黒いピアノの塗装修理 ●白いピアノの塗装修理 ●木目外装ピアノの塗装修理

なお動画のBGM演奏者は新進気鋭のピアニスト野上真梨子さんです。演奏を全てお聴きになりたい方はこちら。三木楽器でのリサイタルアーカイブ