木内真太郎作のステンドグラス
店舗の出入り口には、木内真太郎作のステンドグラスがあります。研究者によれば彼の素晴らしい作品は関西に数カ所しかなく、大変貴重な物だと言われています。このステンドグラスは、グラス片が10色、1,020枚使用されています。また、出入り口から入ってすぐのところに、明治大正に当館と交流のあった音楽家をパネル展示しています。
飾り縁の天井と優雅な啄木鳥
天井は西欧風の縁取りがされており、高さは約3.5m。丸柱に取り付けてある銅製の啄木鳥は、当時役4体ずつでしたが、戦時中の混乱で、柱巻きの鉄製枠が一部取り壊されています。
豪華な大理石の階段
2階へ続く階段は大理石で作られており、当時の豪華さを物語っています。大理石等は当時のままですが、鋳物の手摺りは入れ替わっており、当時は鉄製であったため、軍から撤収されたと伝えられています。
楽譜専用棚
店舗の書棚は、戦後改造されましたが、上部の一曲ごとの楽譜専用(ピース)棚は当時のままです。
洗い出し工法の丈夫な階段
地下から4階まで伸びている中央の階段は、洗い出し工法で非常に丈夫なコンクリートで出来ています。手摺りの高さは現代人にしてみれば少し不安を感じる程の高さとなっています。